徒然なるままに~人生三角折主義~

あくびしてる猫の口に指突っ込むときくらいの軽い気持ちで見てください。

「かわいい」の魔力。「かわいい」は全てを肯定する。

「かわいい」っていいよね。猫がかわいい。貫地谷しほりがかわいい。おじさんがかわいい。このシュシュかわいい。たんぽぽがかわいい。などなど、ありとあらゆるものが「かわいい」可能性を秘めてるのね。 女子高生が数学かなんかのおじさん先生をかわいいと…

みかんに絵を描けば

みかんに絵を描くと、ささやかな安らぎが生まれる。青いインクで塗ると、緑色になる。みかん本来の黄のせいで。青い猫を描こうとしたが、緑色の猫になってしまった。こんなところで色の三原色のチカラを見せつけられた。 そして実はこのみかんはみかんではな…

潜在的お歯赤べったりの話。

歯磨きと言うと思い出すのは、小学生のころの歯磨きテスト。学校から配布されたキットを用いて実施し、提出が求められた。 その内容とは、まず普通に歯を磨き、その後謎の赤い液体を口に含む。すると歯磨きが十分でない部分だけが赤く染まるのだ。キットと共…

変身 -みかん偏-

ある朝、 座無座がいやらしい夢から覚めると、自分の姿がオレンジ色のミカンになっていることに気づいた。ベッドからはみ出さんばかりの大きなミカンになった我が体を見て、座無座は非常に驚いた。 座無座はなんとかベッドからおりようとしたが、その形から…

コンビニ24時間論争に思う事 ~問題はアイスコーナーの値札でんがな!~

いや、それよりかアイスコーナーの値札をちゃんとしれおくれよ。 最近の話題と言えばコンビニエンスストアの24時間営業に関するもの。あるセブンイレブンのオーナーが人手不足のため、深夜営業を停止した。それを契機に本社との間でトラブルが発生していると…

真夜中のほくろ -The Moles in the Dead of the Night-

深夜2時半。主人がすっかりノンレム睡眠に陥ったのを見計らってほくろ達は動き出す。 初めは顔にあるほくろから。目元にある控えめなほくろがピクリと動く。それに呼応するように顎のほくろもピクリ。伸びた髪の陰に二つならんだほくろもピクリ、ピクリ。 そ…

腹痛トライアル 

お腹痛いです。腹痛~。お腹痛い新書!(解体新書)ってな風に思いついたギャグをtwitterなんかで検索するとこれまでに絶対誰かが言ってるからオリジナルって難しい。 「髪が伸びてきたな~。今日あたり、髪切ろうのすけ!(神木隆之介)」とかも同じパター…

創作怪談風話 ボールペンの花子さん その1 

放課後、誰もいなくなった教室で三度赤いボールペンをノックすると幽霊の花子さんが出るという。そんな噂がまことしやかに囁かれているのだ。闇ヶ丘小学校に通う吉井彩もあるときその噂を耳にした。 給食の時間、向かいの席に座る仲村恭子が彩に話しかけてき…

もしも、もしも玉が球だったらそれは、それはもう大変結構なことでございましょう。

100円玉が100円球だったら。持ち運び悪いな。だから、だからビー玉を買って、ビー玉を全部だして、あの赤いネットに100円球を入れようね。そうしようね。 10円玉が10円球だったら。持ち運び辛いな。だから、だからミカンを買って、ミカンを全部出して、ミカ…

響きカワイイ「てっきり」。間抜けな「てっきり」。てっきり。てっきり?てっきり!

「てっきり」っていい響き。「ぽっきり」とか「しゃっきり」とかよりも断然いい。使われ方としても、その後にくる文言が間抜けじゃない?「てっきり明日だと思ってまして」とか「てっきり貴方が浮気してるもんだと」とか、平和な勘違いとセットなのね、「て…

いつでも海苔を、心の中に。いつか忘れかけたときに海苔は貴方に語り掛けるのでしょう。

「どんな形でもよかったんです。ただ、美味しく食べてさえもらえたら。」 22歳の海苔はそう語った。彼海苔はある細菌に侵され、余命を宣告されていた。 「仲間たちはみんな、朝食のおかずになったり、ラーメンの具になったりしているんです。どうして……。ど…

動詞と名詞の邂逅 諸商品新名称案

貼るカイロ。貼れるカイロ。貼らないカイロ。貼れないカイロ。カイロ貼っちゃいました。 流すティッシュ。流せるティッシュ。流さないティッシュ。流せないティッシュ。ティッシュ流しちゃいました。 剥く甘栗。剥ける甘栗。剥かない甘栗。剥けない甘栗。甘…

止まらないもの。ロマンティック。鼻水。そんな私はノーズランナー。あなたも私もノーズランナー。お題:どうしても言いたい!

鼻水が止まらない。かんでもかんでもかんでもかんでも鼻水だ。(広末涼子風か富士サファリパーク風かお好みでリズムに乗せてください)。鼻水が出ていることを英語で「My nose is running」と言う。その点から、鼻水が止まらない我らをノーズランナーと呼び…

私に未来などという大それたものがあるのでしょうか。いえ、きっと無いに違いありませんね。お題:私の未来予想図

未来を予想しようかと思いましたが、やめておこうと思います。予想をよそう! なぜなら、未来の事から目を背けたいからです。未来をみらい!(見ない) 僕、麻雀始めたんですけど、あの竹が描いてある牌だけはどうも好きになれないんです。嫌いよ、索子(そ…

失くしものは妖怪モノトリのお陰 

失くしものをよくする人、いますよね。鍵がない財布がない大切な書類がない。絶対にあるはずのものが、無くなることありますよね。どこを探してもさっぱり見つからない。同じところを何度も見回ったりなんかして結局ない。そんな失くしものは妖怪「モノトリ…

よく知らないよ、カメラについて。それでも書いたカメラについて。お題:「カメラ」

お題「カメラ」 一瞬を切り取る芸術、写真。それは目の前を瞬時に通り過ぎてしまう「今」という概念を唯一実感させるのだ。それを撮るカメラとは正に、魔法のアイテムである。 一眼レフ。二眼レフ。三眼レフ。四眼レフ。五眼レフ。六眼レフ。七眼レフ。八眼…

久しぶりに着たパーカーの胸ポケットから現れたるは、二枚の一円硬貨と一枚の五円硬貨、そしてメンソレータムであった。

昨今のライトノベルばりにタイトルですべてを説明している。あれ、どこへいったんだろ?と思い続けて数か月。あわれ、メンソレータムは本当に必要とされる冬期間丸々をクローゼットの中で過ごしたのである。アーメン、メンソレータム!メンソーレ!メンソレ…

風邪をひいたよ。風邪を引いたさ。そうさ、風邪を引いたんだ。

風邪を引いた。鼻水が流れ、咽喉は痛み、目は霞む。季節の変わり目、気温の変化に体がついていかなかったんだね。薬を三錠、流し込んだら、あとは待つだけ、まつたけ。風邪を引いたらそうするさ。引いてだめなら押してみな。風邪を押したら、風邪を押したら…

つもりつもれよつもり貯金 お題「貯金の方法」

お題「貯金の方法」 貯金と言えばつもり貯金ですよねぇ。知ってますか?つもり貯金。何か欲しいものがあったときにそのものを買ったつもりになって、その分を貯金に回すというものです。 例えば、あなたがラーメンを食べたいとしますよね。実際、店舗に出向…

爺さんのくれた靴下 完結編

それは僕が5歳になった誕生日のことであった。僕は一か月も前から誕生日プレゼントは何だろうかとワクワクしていた。決して豊かとは言えなかった少年時代、年に一度の誕生日にもらえるプレゼントは格別の楽しみだったのだ。 その当時、祖父は二駅離れた町に…

天狗に乗ってどこまでも お題:「ちょっとした贅沢」

お題「ちょっとした贅沢」 ちょっとした贅沢と言えば、天狗の背中に乗って都内上空をめぐることだ。東京タワー、スカイツリー、虎ノ門ヒルズ、国会議事堂…エトセトラエトセトラと観光地を一周する。ただ難儀なのは天狗が「おい、どうだ気持ちいいだろう」な…

権兵衛と雪

今週のお題「雪」 ある街に雪が降った。町は一晩降り続け、積りに積もった。男というのは下らない生き物で、頭の中には快楽を求めることしかない。七丁目のぼろアパート、203号室に住む権兵衛ははたと思いついた。そうだ、雪を固めてダッチワイフを作ろう。…

ショート落語『パンダ』 (今週のお題「卒業」)

今週のお題「卒業」 卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう、などと歌われておりますが、私が学生だった頃は卒業式で泣いてる男なんかがおりますと「お前男のくせに泣きやがって」なんてからかわれたものです。かくいう私もからかわれたうちの一人なんです…

爺さんのくれた靴下

今週のお題「お気に入りの一着」 7月9日。祖父が死んだ。ヘビースモーカーだった祖父は肺に病を患い、長年の間病床に臥していた。祖父は死ぬ前日までハイライトを吸い続けた。 「どうせ死ぬんだったらよ、あと5年だろうが明日死のうがたいして変わんねぇだろ…

ある風ことわざ 棋士に拳銃

棋士に拳銃 意味-頭のはたらく人間に武力は必要ないことの喩え。 例-東大生にとって空手は棋士に拳銃も同然だ。 爪の伸びた獅子 意味-アジア地域に伝承される民話の一節から転じて、手入れが行き届いておらずいざというときに本来の実力が発揮できない状態の…

ある風ことわざ 肝臓売りは心臓を売らない

肝臓売りは心臓を売らない 意味-肝臓売りは肝臓を売る商売なので心臓を売っていないということ。転じて自分の専門以外の仕事はしないことを指す。 例-あいつは本当に心臓を売らない肝臓売りだ。 耳聞こえぬところに爪切り 意味-耳垢が詰まり音が聞こえなくな…

昼下がりの人妻淫記譚~のぞく男、蠢く女、揺れるひまわり、ささやかな幸せ(1)~

薩美恭子は寝台の上に居た。 時刻は午後2時30分、普段ならリビングで横になりワイドショーを見ている時間だ。 しかし、今日は違った。悟羅木尚美が訪ねてくる予定になっているのだ。 悟羅木とは数か月前に偶然出会った。恭子が道端で転んで大腿を粉砕骨折し…

自作漫才「唇がかさかさ、新世界三大美女」

A「えぇどうもどうも。もうね、お正月も一区切りしまして落ち着いて参りましたけども、この時期になると唇が荒れていけませんな。」 B「そうですね、乾燥してますからね、この時期は。私なんかはこの間朝起きましたら唇かっさかさで開きませんでしたわ。」 A…

世界の料理を知ろう バスプタ国民のソウルフード-マルク亀のパスタ-

世界の料理シリーズ第一弾。初回はバスプタ王国のソウルフード"マルク亀のパスタ"をマルク亀の歴史とともにご紹介。ぜひご閲覧ください。

エロと媒体

妙にコンビニのエロ本に惹かれるのは私だけであろうか。 コンビニの雑誌コーナーにある女子アナのパンチラ等を集めたしょうもない雑誌がある。時折、アレに惹かれることがある。2ちゃんまとめ系サイトでも見ればそんなものは金を出さずともいくらでも見れる…